求めよ、さらば与えん。
さらなるナショナリズム 修行で、琉球空手を始めようと思い立ち、道場見学へ行ってまいりました。
時間がなくて、調べる暇もなく、とりあえずよく前を通る道場に連絡して、夕方にはそちらへGO
ところが、そこがまた、とんでもない大先生の道場だったのだ。
アメリカの陸・海・空軍兵士に直々に指導している琉球古武道の大家。
しかも、内容は空手だけにとどまらない。隙をついて襲ってくる相手から身を守る護身術、武具を使った武術までのすべてを網羅。
先生は若かりし頃、基地で働いていて、当時の上司から、「(琉球)空手は残るが、武術は滅びる」と言われて衝撃を受け、それを伝承するために、尽力された方。
道場内の資料館には、先生が自費を投じてコツコツと集めた戦前からのお宝の山が・・・。
今やもう、手作りできる職人すらいない武具の数々。琉球王朝時代に士族が使用した隠し武具などなど、私の知りたかったものが全部ここにあるではないか・・・。もう鳥肌もので、先生の話に聞き入ってしまった
しかも、先生は戦前まで沖縄にあった護身術の復興を目指し、中国にそれを学びにいらしたので、そちらとの御縁も深い。現在は、中国の大学の教授として、7千名の弟子の指導にあたっているとのこと。
9月にはそちらで、日中交流の武術大会開催を企画中なので、一緒に行こうと声をかけて頂いた。
ああ、やっぱりそういう運命ですか・・・。
正直、ただ琉球空手のみを学ぼうと考えていただけなのに、ここには私が求めていたすべてがあった。
不思議なご縁ですよねえ・・・と先生に話したら、「導かれてきたんでしょう?」とおっしゃっていた。
おっしゃるとおりでございます。
ちなみに、先生は現在、日本のサムライと琉球のサムライの精神の違い、というものについての本を執筆中で、もうすぐ店頭に並ぶ予定。
ちょっとだけ、内容を聞かせて頂いたが、比較論としておもしろいと思った。
同じ魂を持つ方だなぁ~、と素直に思えたので、その場で弟子入り。
文武両道を掲げた指導をなさる方なので、武道のみでは通用しない、他のことも学びなさい、と指導を受けた。
望むところでございます。